《中国人ヤード・「ウチの地元は他より多いよ〜」》
【8月28日：今朝の状況】
※為替（ドル/円）ドル=143円86銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ：41,250.50 (+9.98)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売：9247.5(+175.5)
②午後売：ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅：4.2305(+0.019)
④金：2516(-1.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤75.53(-1.89)
※本日時点予想計算値：国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前：1380円
②ロンドン午後：ー
③N.Y. : 1390円
※ニューヨーク為替引値(円)
143.95-144(0.57円高-0.53円高)
【8月27日：昨日の状況】
※国内銅建値1370円(8月27日より+10円)
《中国人ヤード・「ウチの地元は他より多いよ〜」》
※連日、中国人ヤードについて書いております。小生が知る
限りこうした中国人ヤード、全国にそれこそ数えきれないほ
どあります。
※面白いのは、既存の鉄・非鉄金属スクラップ業者（以下：
既存業者）社長に中国人ヤードについて聞いたときの反応で
す。
※北海道の社長に尋ねると、北海道は中国人ヤードが多いぞ
！と仰り、大阪の社長に尋ねると、大阪は中国人ヤードが多
いぞ！と仰り、岡山でも、福岡でも、結局沖縄までも、全く
同じように既存業者社長は「ウチの地元には中国人がヤード
が多い」と仰ります。
※弊社は、お陰様で全国にお客様がいらっしゃいますが、全
国一律に全く同じ状況。社長の反応全く同じ。
※つまり、その土地その土地の既存業者社長は、ウチの地元
には中国人ヤードが多いぞ！と、皆一様に思っていて、それ
はまるで、おらが町自慢のようです。「何しろウチの地元は
（他より）多い！」
※例えば千葉県は人口◯◯万人に対して中国人ヤードが200
社あるから、茨城県に比べ人口当たりの中国人ヤードが多い
という、きちんとした根拠を仰る既存業者社長はいません
（まぁ、そんなこと調べても、意味ないし、、、）。
※既存業者社長が仰りたいのは「中国人ヤードが多い」
→「そのせいで、うちの商売は上がったりだ（取扱量は減
っている）」ということです。
※決して数が多い話がしたいのではなく、商売が困っている
と訴えたいわけです。
※さて鉄スクラップ業者も、非鉄金属スクラップ業者も（お
そらく古紙業者でも、廃プラ業者でも）、例えば30年前と比
べて、取扱量が増えている業者は殆どいないのではないでしょ
うか？、あったとしてもそう多くはないと思います。
※この30年間は、日本経済が特に拡大しているわけではない
ので、金属スクラップの発生量（工場発生・市中発生）は、
良くて横ばいか、恐らくは減ってきているはずです。
※故に既存業者一社当たりの取扱量は減っていて然るべきで
す。
※そこにきて、ここ10年間で見ても、20年間で見ても、同業
者の数が増えていて、その殆どが中国系と思えるのですから、
取扱高減少の理由を中国人ヤードのせいにしたい、既存業社
社長の気持ちは分からないでもありません。
おまけ：
6月にトルコを訪問したときに聞いた話です。カッパドキア
地方の奇岩を気球で巡るツアー、今でこそ有名ですが、その
歴史は意外に短く、最初に始まったのは1990年代だそうです。
1社が始めて儲かると、あれよあれよと同業者の参入が増え
て、今では数十社があるそうです。「儲かりそうな仕事を真
似る」は、資本主義社会の鉄則ですね。
※雑線（ヤード持込）：【8月27現在】
【１】ワイヤーハーネス：510円前後
【２】雑線エフケーブル（VVF）：490円前後
【３】雑線・一般（42ー43％）：420円前後
【４】雑線B ：300-330円
【５】家電線：付き物を取り売買可
【注意１：参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意２：大口＝約10トン】
以上